伝統の現在'シリーズ第2弾

BIRDSHIT+梟

BIRDSHIT+梟 チラシ
日時・場所
全公演終了しました。
2004年6月23日〜27日(本多劇場)
2004年6月28日(京都市北文化会館)
2004年6月29日〜30日(ワッハホール)
作・演出
竹内銃一郎
出演
茂山正邦・茂山宗彦・茂山逸平・中川安奈
ストーリー

BIRDSHIT

Kは欝々とした日々を過ごしている。それは、幼い時に両親を亡くし、ずっと一緒に暮らしてきた姉のMの結婚式が間近に迫ってきたからだ。Kは、ある日、突然奇妙な言葉を口走るようになった自分に気づく。病院に行くと、「コンピューターウイルス」におかされたのでは、と診断される。人間に感染するウイルスがあるというのだ。その難病の治療には、「ララ」という鳥の糞が効くと知り、Kはその珍鳥が棲息するらしい南の島に出かけるが、そこで待っていたものは……。都会に住む都独な青年の心の治癒をテーマに、夢と現実が混淆する不可思議の世界が描かれる。

山から帰って病気になった兄のために、弟は山伏に祈祷を頼みに行く。もったいぶって現れた山伏がさっそくやってきて祈祷を始めると、兄は奇妙な鳴き声をあげる。山で梟の巣にいたずらしたことがわかり、さては梟が憑いたと懸命に祈るが、兄は鳴き続け、ついには弟まで鳴き出す。山伏はなおも懸命に二人を祈るが、治るどころか……。笑いの中に不気味さが漂う、シュールなまでのナンセンスぶりで人気の山伏狂言。