野村万作萬斎狂言会第24回

野村万作萬斎狂言会第24回   野村万作萬斎狂言会第24回  

 ☆信心で授かるもあり、酒の果てに失うもあり…妻をめぐる悲喜劇二題☆

現代狂言界を代表する人間国宝・野村万作、萬斎による大阪唯一の能楽堂定例公演。連続24回目となる今回は、それぞれまったく趣の異なる、女狂言2曲をお届けします。まず能がかりの夫婦物「法師ヶ母」では、米寿を迎えた万作の至芸を。そしていかにも狂言らしく、華やかで賑やかな、妻定め物の人気曲「釣針」を、萬斎出色の太郎冠者で。また巧まざる絶妙の話芸で人気の「万作芸話」、さらに素囃子も交えてお楽しみいただきます。おおらかで軽妙洒脱、緻密にして情感ゆたかな 《江戸前狂言》 の神髄をお見逃しなく!


番組
 素囃子 男舞 おとこまい   笛:森田保美  小鼓:成田 奏  大鼓:山本寿弥

法師ヶ母 ほうしがはは 野村万作 中村修一 地謡:飯田豪 深田博治 野村萬斎 岡聡史

 今日も酔っ払って帰宅した夫は、酒の勢いが過ぎて妻を追い出してしまい、妻は子(かな法師)を残して、泣く泣く家を出ていく。酔いが覚めて後悔した夫は、法師ヶ母(子の母=妻)を探して、笹を手にした狂乱の体でさまよい歩く。やがて夫は実家に向かう途中の妻に出くわして、懸命に謝るが…。
 後半は物狂能のようになり、妻への心情を訴えるカケリ(狂乱の舞)も見所。


  芸話  野村万作 人間国宝の豊富な話題、深い語りで大好評。

釣針 つりばり 野村萬斎 深田博治 月崎晴夫 岡聡史 内藤連 中村修一 飯田豪 野村太一郎

 西宮の戎に参籠した主人と太郎冠者は、夢のお告げで望みのものが手に入る釣針を賜り、妻を釣ることにする。太郎冠者が「釣ろうよ、釣ろうよ」と節おもしろく声をかけながら釣針を投げると、主人の奥方、腰元たち、さらに太郎冠者の妻と、次々に女たちが釣れるが…。
 謡に乗っての賑やかな釣り、華やかな装束、面など、明るい楽しさにあふれる曲。


日時
2019年6月11日㈫19時開演・12日㈬14時開演
 *開場は各開演の30分前
場所
大槻能楽堂 大阪市中央区上町A-7 TEL06-6761-8055
出演
野村万作 野村萬斎 深田博治 月崎晴夫 岡聡史 中村修一 内藤連 飯田豪 野村太一郎 石田淡朗
チケット
3月15日(金) 発売開始
S席8000円 A席7000円 B席6000円 学生2500円(25才以下、M&Oplaysのみ取扱)
●お問合せ:M&Oplays 03-6427-9486
チケットぴあ  0570-02-9999 [Pコード:492-793]
e+(イープラス) (PC、携帯)
・大槻能楽堂   06-6761-8055 窓口販売のみ

*未就学児の入場はご遠慮下さい。


●企画製作・(株)M&Oplays