野村万作萬斎狂言会
第28回 <狂言三代>
三代それぞれのシテでお楽しみ!
連続28年目、野村万作・萬斎による大阪で唯一の能楽堂定例公演。今回は万作三代そ
れぞれがシテの3曲で、まずは萬斎が、せりふ劇の面白さと能舞台の構造を巧みに活かし
た大名狂言を。万作が中世の訴訟の様子や、生々しい夫婦関係まで垣間見せる際どい女
狂言に続いて、巧まざる絶妙の話術で人気の「万作芸話」。そして裕基・萬斎で、無邪気な
若者が周囲を巻き込んで繰り広げる、抱腹絶倒の聟狂言をお楽しみいただきます。
おおらかで軽妙洒脱、緻密にして情感豊かな、《江戸前狂言》の神髄をお見逃しなく!
曲目の要点などをわかりやすく、手短に。
大名が帰郷の旅路で大川に行き当る。対岸の男に川の名と渡り瀬を尋ね「入間川で ここは深い」と教わるが、入間なら逆さ言葉で浅いはず、と男が止めるのも聞かず、 川に入って深みに嵌る。ずぶ濡れになった大名は、怒って男を討とうとするが…。
内沙汰 うちさた 野村万作 高野和憲
右近(おこ)は、田を荒らした左近(さこ)の牛を公事に訴えて奪おうと、妻を相手に訴訟の稽古を始めるが、妻の扮する地頭の前で怖じ気づき、しどろもどろになって失神する。介抱されて我に返った右近は、妻と左近の仲が怪しいと言い出して…。
人間国宝の豊富な話題、深い語りで大好評。
音曲聟 おんぎょくむこ 野村裕基 野村萬斎 月崎晴夫 深田博治
若い聟から聟入りの作法を尋ねられた男は、からかって用件はすべて謡節で言うように教える。真に受けた聟が舅宅を訪ねて謡節で挨拶すると、事情を察した舅も聟に合わせて謡節で応答して、無事に盃事を終える。めでたく連れ舞になって…。
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