野村万作萬斎狂言会第13回
野村万作・萬斎父子の大阪唯一の定期能楽堂公演
新春狂言2009での劇場版演出を駆使した「木六駄」から一転、伝統の能舞台に戻って、本格の狂言会をご覧いただきます。人間国宝・万作の至芸による、珍しい商人物の狂言「合柿」と、軽妙洒脱な江戸前の語り口も楽しい「万作芸話」。そしていかにも太郎冠者らしい屈託のなさと、明るい酔っぱらいぶりで、まさに太郎冠者の面目躍如、待望の名曲「素襖落」を萬斎が演じます。東の狂言界の第一人者・野村万作、萬斎ほかによる“和やかな笑い”の神髄をご堪能ください。
- 日時
- 全公演終了しました。
2009年7月22日(水)、23日(木)
両日とも19:00開演 - 場所
- 大槻能楽堂
- 出演
- 野村万作・野村万之介・野村萬斎・石田幸雄 他
- チケット
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5月22日(金)発売開始(予定):S席 7,000円 / A席 6,000円 /
B席 5,000円 / 学生席 3,000円(学生席は森崎事務所のみ取扱) - 番組
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合柿(あわせがき)
野村万作 石田幸雄 深田博治 竹山悠樹 高野和憲 月崎晴夫
市見物の人々は柿売りに柿を勧められるが、どうみても渋柿のように見える。そこで柿売りに柿を食べさせて、甘ければ買うことにする。柿売りは渋柿を無理やり旨そうに食べて、甘いと言うが、さて口笛を吹けといわれて…。
芸話
野村万作
毎回豊富な話題と、味わい深い語り口で好評の「万作芸話」。
素襖落(すおうおとし)
野村萬斎 高野和憲 野村万之介
急に伊勢参宮を思い立った主人は、かねて同行を約束していた伯父を形だけ誘うため太郎冠者を使いにやる。伯父が太郎冠者に餞別を下さると土産が大変だから、と口止めしておくが、太郎冠者は察しのいい伯父から門出の酒を振舞われ、餞別に素襖までもらって、ご機嫌で帰ってくるが…。