千作千五郎の会 第5回 《最終回》
千作・千五郎ダブル襲名を機にスタートした新シリーズ第5弾。今回はシリーズ最終と同時に、昭和63(1988)年の「千五郎狂言会」スタート以来、千五郎三代に亘って継続して参りました全シリーズの最終回として、掉尾を飾る究極の特別番組をお届けします。千作は多彩な曲調の小歌を独演で謡い舞い、濃艶さと品位を併せ持つ円熟の至芸で、最高秘曲「花子」を。千五郎は険しい雪道の牛追いから一転してグルーヴ感溢れる酒宴など、パワフルかつ多面的な演技で、小名狂言の大曲「木六駄」を勤めます。
おおらかで痛快無比、明るい笑いに溢れる千五郎狂言の醍醐味を、存分にご堪能下さい。お見逃しなく!
- 番組
- 「花子」 はなご 茂山千作 茂山七五三 茂山宗彦
嫉妬深い妻から一夜持仏堂に籠もる許しを得た男は、嫌がる太郎冠者を身代わりに仕立てて花子の宿にかけつける。しかし夜更けて見舞にきた妻は、座禅衾(ざぜんぶすま)の中に冠者を見つけると激怒して追い払い、衾を被(かず)いて夫の帰りを待つ。やがてご機嫌で朝帰りの男は衾の中が妻とも知らず、情事の有様を長々と語って聞かせると…。
「木六駄」 きろくだ 茂山千五郎 茂山逸平 茂山 茂 茂山あきら
大雪の日、主人が太郎冠者に木六駄と炭六駄(それぞれ牛六頭に積んだ炭と薪)と酒樽を、都の伯父に届けよと命じる。太郎冠者は雪の山道で十二頭の牛を追って、やっと峠の茶屋にたどり着くが、あいにく酒が品切れで、我慢できずに進物の酒に手をつけると、すっかりいい気分になって鶉(うずら) 舞を舞い、酔った勢いで木六駄を茶屋にやってしまう。 さて残った炭六駄の牛を追って、ようやく伯父の家に着いた太郎冠者だが…。
- 日時
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2019年3月7日(木)19:00開演
- 場所
- 国立能楽堂
- 出演
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茂山千作 茂山七五三 茂山あきら 茂山千五郎 茂山宗彦 茂山 茂
茂山逸平 松本 薫 島田洋海 井口竜也 - チケット
- 全席指定(税込) S6500円 A5500円 B4500円 学生1500円
学生席はM&O plays のみで販売2018年11月16日(金)発売開始
チケット取扱:
チケットぴあ 0570-02-9999 【Pコード:489-934】
イープラス (パソコン・携帯)
カンフェティ 0120-240-540
国立能楽堂 03-3423-1331(窓口販売のみ)
M&O plays 03-6427-9486
お問い合わせ●M&O plays 03-6427-9486