千五郎狂言会 第19回 −最終回−
☆五世千作・十四世千五郎 同時襲名を目前にして最終回
今回の千五郎は、わがままで勝手な主人に面従腹背、逆に窮地に追い込む太郎冠者と、お人好しで《女の涙》に簡単にだまされながらも、その正体を知って一変する大名の、シテ2役を勤めます。また水に映る鬼の姿に驚き恐れながら、次第に自分が鬼になったと確信する心の変化を描き出す正邦の独演など、楽しく賑やかに繰り広げます。
さてこのたび千五郎が5世千作、正邦が14世千五郎を同時襲名する運びとなり、今回が13世千五郎として最後の「千五郎狂言会」となります。1994年の同時襲名以来22年間の想いをこめて、また新当主となる正邦の意欲あふれる熱演をお見逃しなく!
- 番組
- 口真似 くちまね 茂山千五郎 茂山童司 茂山宗彦
主人はもらい物のよい酒を一緒に楽しめる相手を探してこいと太郎冠者に命じるが、連れてきた男を見て酒癖の悪い嫌われ者だと叱りつけると、後は自分の言う通り、する通りにしろと命じる。面白くない太郎冠者は…。
抜殻 ぬけがら 茂山正邦 茂山七五三使いを命じられた太郎冠者は振る舞い酒を何杯も飲んで、途中で眠りこんでしまう。 見つけた主人が懲らしめようと鬼の面をかぶせて帰ると、目を覚ました冠者は水に映る姿を見て驚き、自分が鬼になってしまったと悲観して清水へ身を投げると…。
墨塗 すみぬり 茂山千五郎 松本薫 茂山茂
訴訟を済ませて帰国することになった大名が、在京中に馴染んだ女に暇乞いに行く。 女は別れを悲しんで泣くが、実は茶碗の水で目を濡らしているのを太郎冠者が見つけ、 水を墨と取り替える。それと知らずに墨を付けた女の顔を見た大名は…。
- 日時
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2016年6月16日(木)19:00開演
- 場所
- 国立能楽堂
- 出演
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茂山千五郎、茂山七五三、茂山正邦、茂山宗彦、茂山茂、茂山童司
松本薫、井口竜也、山下守之 - チケット
- 全席指定(税込) S6500円 A5500円 B4500円 学生2500円
学生席はM&O plays のみで販売2016年4月15日(金)発売
チケット取扱:
チケットぴあ 0570-02-9999 【Pコード】450-391
イープラス (パソコン・携帯)
カンフェティ 0120-240-540
国立能楽堂 03-3423-1331(窓口販売のみ)
M&O plays 03-6427-9486
お問い合わせ●M&O plays 03-6427-9486